2013年1月27日日曜日

レシピ003:豆腐花 (というか豆腐)

表参道にある「糖朝」という中国スイーツ?のお店をご存知でしょうか?
もとは香港のお店らしいのですが、まだ我が家に子供が産まれる前は秩父宮ラグビー場にラグビーを見に行った帰りによく表参道のお店に寄ったものです。
冬のラグビー観戦というものは、防寒対策をどう頑張ってもやはり寒いので、観戦後に糖朝で食べるのはあったかい「豆腐花」が定番でした。
ということで、今回はゼリーに続く「固め系」のスイーツ「豆腐花」です。
この「豆腐花」、要は豆乳を固めてシロップをかけるスイーツで、本場、糖朝の豆腐花は石膏で固めるらしいです。
でも石膏で固めるって何だか難易度が高そうです。
一方、日本で良く見るレシピではゼラチンをつかってつくるものが多いようです。
でもゼラチンだとあっためると溶けてしまいます。
個人的には豆腐花といえばやっぱり暖かいもの。
というわけで日本古来の「にがり」で固めてみました。
豆乳をにがりで固めるということは…
何のことはない、これは単なる「豆腐」では?
まっ、まあ、あまり気にしないでいきましょう。
なお、例によってこのメニューの一番の注意点は固まらないこと、です。
これについては記事末の「■失敗しないために」をご覧ください。

■ 材料
・ 豆乳(無調整) 適量(500gくらい)
・ にがり 適量
・ 水と砂糖 適量(1:1~1:2)
・ 黒蜜

■ 作り方
1. 豆乳ににがりを入れてゆっくりとかき混ぜる。
2. 電子レンジに入れて2分ほど暖める。
3. 電子レンジをあけて状態を確認し、固まっていないようだったら30秒程度再度暖め。これを固まるまで繰り返す
4. 固まってきたらレンジから出して放置。
5. 砂糖を水に入れて溶かす。レンジで適当に暖め。分量、甘さは適宜。
6. 4を皿にとって5.や黒蜜などをかける。

■ 説明
さて、つくっている状況を写真で説明します。


豆乳です。
成分無調整のものをつかってください。
パッケージに「豆腐もつくれます」などと書いてあるとベストです。
スーパーで牛乳などの近くにひっそりと置かれていると思います。






















にがりです。
普通のスーパーで売っていますが、意外と見つけるのが難しいです。
豆腐コーナー、調味料コーナー(塩のあたり)、豆乳コーナーのいずれかにあると思います。
なお、もしも複数の種類のにがりを売っていたらパッケージに豆腐をつくるための分量が書いてあるものを買ってください。
















豆乳ににがりを投入(駄洒落じゃありません)。
お子様の出番です。


かき混ぜます。
ここもお子様の出番ですが、子供だと勢い良くかけ混ぜてしまいがち。
豆乳は泡が消えずらいのでゆっくりとかき混ぜましょう。
写真は失敗例です…
















まぜた豆乳を小分けにしています。
ただし小分けした分量が少ないとすぐ温まりすぎてしまうので、わけずに作って、できたたあとで取り分けた方が良いかもしれません。

















電子レンジから取り出したところ。
まだラップが掛かっています。
こちらは400gを一括で作った場合です。
なお、固まっているのにレンジで加熱し続けると豆腐が爆発(笑)します。
レンジにかける時間は、作る分量や、にがりの種類、気温などによって違うので、ちょっと面倒ですが初回は取りあえず一旦、2~3分でレンジをとめて、固まり状態を確認しながら、少しずつ再加熱してください。
いずれにしろ数分でできます。
蒸し器で蒸したりすることを考えればたいした手間ではないと思います。
白玉団子で余った「蜂蜜入り黒蜜」もかけてみました。

■失敗しないために
これも超簡単レシピなのですが、意外と豆腐が上手くかたまらないことがあります。
最低限、以下の点にはご注意ください。

1. 成分無調整の豆乳を使う。
最近は飲用に飲みやすく調整された豆乳も売っていますが、それではなく無調整の豆乳をつかってください。

2. にがりの分量
ネットで出てくるレシピでは豆乳に対して1~3%のにがりを指定している場合が多いのですが、はっきり言ってにがりの種類によって適量はかなり違うようです。
今回使った「天海のにがり」は豆乳に対して5%~が豆腐を作るための分量です。
できればパッケージに適量が書いてあるにがりを買っちゃったほうが早いと思います。
上記の「天海のにがり」については適量が販売会社のホームページに載っていました。
良くわからない場合は製品名で検索してみるもの良いと思います。

3.爆発に注意
固まりかけているのを熱し続けると爆発して、電子レンジを汚すことになります。
ご注意を。

2013年1月23日水曜日

レシピ002:白玉団子 (黒蜜がけ)


さて初回は「缶詰ゼリー」という究極の簡単スイーツでしたが、ある意味、今回はそれをも上回る簡単メニュー「白玉団子」です!
白玉団子とは白玉粉を練って丸めて茹でた団子です。
では「白玉粉」の原料は何かご存知でしょうか?
実はもち米なのだそうです(知らなかったのは私だけ?)
もち米を挽いて作った乳液を沈殿させてできた粉なのだそうです。
粒子が細かい粉を使っており、つるんとした食感になるのがGOOD!です。
娘と作る場合のメリットとしては、やはり白玉粉を水で練って団子を作る過程が、粘土遊びのような、砂場のどろ遊びのような感じで、子供に受けることだと思います。
まあ、白玉団子の味自体が子供向きになるかはお父さんの味付けしだいですけど。

※2013/7/15追記
白玉団子にかける餡として「ずんだ餡」の記事をアップしました。
そちらも併せてご覧ください。

■ 材料
・ 白玉粉250g
・ 水 250cc
・ 黒蜜(今回はスーパーで売っていた蜂蜜入り黒蜜)

■ 作り方
1. ボールに白玉粉と水を入れて、これを練って一口大の大きさにする。
2. 2.を沸騰する鍋に投入する。
3. 水面に浮いてきたら、1~2分待ってからすくい上げる。
4. 冷水に入れて締める。
5. 水を切って器に盛り、黒蜜をかける。

■ 説明
さて、つくっている状況を写真で説明します。



白玉粉です。
500g入りです。
スーパーで300円ちょっとしました。
意外と高いです。























粉と水を投入しました。
ちなみに普通は粉に対して水は80~90%とするレシピが多いようです。
ここでは覚えるのが面倒そうなので同量にしちゃいました。
この分量だと少しやわらかめになるので、心持、水を減らしたほうが無難ではあります。
具体的には、水は等量用意しつつ、まずが、ちょっと水を残し加減でこねてみて、どうしてもパサパサで固まらなかった少しずつ足す、というのがやりやすい方法かと思います。
でもまあ多少くっついちゃってもご愛嬌ということで、おおらかに行きましょう。
水が多すぎてべちゃべちゃになっちゃってどうしようかと思って放置しておいたら、かけていたエアコンのせいか、しばらくしてみたら割と乾いちゃっていたこともありました。
























コネコネです。
個人的には棒状に細長くこねたうえで、少しずつちぎって丸くしていくのが格好良いと思いますが、ここは普段、砂場の砂や粘土をこねている娘さんに任せちゃうのがお父さん的に一番格好良いと思います。


















丸くした団子をならべて見ました。
茹でると少しだけおおきくなるのでやや小さめでつくった方が良いかもしれません。
実際、これは4歳児の子供の口にはちょっとおおきかったかも。

















鍋に投入です。
小さいにお子さんの場合、ここは無理せず、お父さんの出番ということでいきましょう。

















できあがりです。
白玉自体に甘さはありませんので、何かしないと甘くなりません。
私はあんこがあまり好きではないので、フルーツの缶に混ぜるのも考えましたが、折角ですので蜂蜜入りの黒蜜をかけて和風にしてみました。
蜂蜜入りのものにしたのはたまたまスーパーで売っていたことと、あまったらトーストに塗ればいいや、と思ったからです。

この辺は娘さんの趣味に合わせて味付けしてください。

以上です。
娘さんと一緒にコネコネしてください!

2013年1月14日月曜日

レシピ001:ゼリー (缶詰ゼリー)

初投稿の今回はゼリー作りです!
はじめに」で予告したとおり、「お菓子作り」とはいえないほどの簡単レシピです。
でもいいんです。
わが子と共同作業をすること自体が大事。
幼稚園児と料理超初心者の親父にはこのくらいで丁度良いのです。
特にわが子はゼリーが大好きなのでこれでも大喜びです。
これでは失敗のしようがないだろうと思ったアナタ!
それは甘い!
この超簡単レシピでも、超初心者の私は失敗してしまったのです。
不安なアナタは記事末の「■失敗しないために」をご覧ください。

■ 材料
・ フルーツの缶詰 1缶
・ 粉ゼラチン 10g
・ 水 200cc

■ 作り方
1. 缶詰を開けて具(果物)とシロップにわける
2. シロップにゼラチンと水を入れる
3. 2.をかき混ぜてゼラチンを溶かす。水温が低いために溶けが悪いとき(舐めてざらざらが残るとき)は電子レンジで暖める(時間は溶けるまで適当に)。
4. 3.に具を戻す。
5. その辺に放置して少し冷ましてから冷蔵庫に入れる(熱いまま冷蔵庫に入れると奥様に怒られます)

■ 説明
さて、つくっている状況を写真で説明します。


今回使った缶詰めです。内容量500g弱で半分が果物の重さ。
スーパーで100~200円で買えると思います。
フルーツ缶の何が良いって、材料がこれだけで済むこと!
缶にシロップが入っているので砂糖すら用意しなくて良いのです。
基本的に、缶詰にゼラチンを入れて冷やすだけ。
この大雑把さこそ男の手料理。

















ゼラチンです。
きっとご家庭に買い置きがあると思いますので、奥様に聞いてみてください。
5g×2包使いました。
ゼラチン5gは250g相当のものを固めるらしいので1包でも良いのですが、少しシロップが甘過ぎると思ったので、水を足した上で、2包使う作戦です。
甘さ抑え目にできました。

















こんな感じで具とシロップを分けます。
幼稚園児でも簡単にお手伝いできます。
時々こぼすのはご愛嬌。

















ゼラチンをぱらぱら。
これも子供にやってもらいましょう。
この後、かき混ぜますが、溶けが悪かったので、このボールごとレンジでチン!

















こうやって小分けの入れ物に入れて固めると少しおしゃれ。
入れ物は何でも良いので、おやじセンスの見せどころかも。


















でも、こんな感じでそのままタッパでつくっちゃって、おやじが取り分けるのもまた良し!

■失敗しないために
ゼリーで起こりうる失敗といえば、ずばり「固まらない」だけです。
こんな簡単なレシピで失敗してしまうと、かなり精神的にダメージを受けます。
以下の3項目だけは必ずチェックしてください。

1. 南国系の果実を足さない
今回は缶詰なので基本的に問題ないのですが、パイナップル、マンゴーなどの南国系の果実にはゼラチンを破壊する酵素が入っているそうで、これをそのまま入れると絶対にゼラチンは固まりません。
少し豪華にしよう、などという欲を出して生のパイナップルを入れると悲劇に見舞われますぞ(実話)。
ちなみに南国系の果実でも一度沸騰するくらいまで煮れば大丈夫です(実験済み)し、缶詰も(煮沸しているから?)大丈夫(のハズ)です。
まあ、慎重派のアナタはみかんの缶詰または桃の缶詰オンリーで作れば絶対安心です。

2. ゼラチンをしっかり溶かす
液体(今回はシロップ)とゼラチンをかき混ぜたとしても、ちゃんと溶けていないと固まりません。
上でも書きましたが、舐めてみてざらざらが残っているようならまだ溶けていません。
判定するのが面倒くさいのであれば何はともあれレンジに入れてチンしちゃいましょう。
ちなみにゼラチンは沸騰するくらいまで熱すると壊れるらしいので、溶かす際には適度な温度でやめておいて下さい!

3. こまったらゼラチン大目で
ゼラチンを相当大量に入れても食べれないほど硬くなることはありません。
分量で迷ったら多めにいれちゃって大丈夫だと思います。
実際、上記のレシピもちょっと固めです。
柔らか目が好みの場合はもっと減らしても大丈夫です。
もちろん、上記の1.及び2.をちゃんとやっているのが大前提です。
多少多めに入れても生のパイナップルのパワーの前ではゼラチンはすぐに分解されてしまいますよ。

以上です。
そのうちまたこの程度の超簡単、超初心者向けの記事をアップします。
それにしてもこのブログ、需要はあるのでしょうか。


【過去のゼリーの記事】
果物丸ごとゼリー
生のイチゴとベリージュースのゼリー