2013年5月5日日曜日

レシピ009:ラムネ菓子(プレーン・コーンスターチ少な目)


最近、野菜作りの記事に追われてすっかり影の薄いお菓子作りの記事。
でもやりますよ!
今回は父親が一人でつくるシリーズの第2段。
娘がお風呂で顔をお湯につけられるようになったのでそのご褒美を父親一人で作りました。
娘のリクエストはゼリー(そちらも後日紹介します)だったのですが、サプライズで娘の大好きなラムネ菓子(以下「ラムネ」)も追加することにしました。
深夜にお菓子を二品もつくるなんて何とも健気な父親です。

さて、そのラムネなんですが、実は以前もトライして出来がイマイチだった過去があるのです。
うまく固まらない。
何とかできたものも、どうにもボソボソして落雁みたいな食感。
今回はそのリベンジで少しだけ工夫をして見ました。
工夫のポイントは、①粉糖とコーンスターチの配分、②水の混ぜ方、③重曹を入れるか否か、の3点。
まず、①についてはネットで調べると、主に粉糖とコーンスターチを1:1で配分するレシピと、粉糖を主とするレシピの2種類に別れるようです。
前回どのような配合にしたのかもう忘れてしまったのですが、コーンスターチが多いとボソボソするという情報もあったので、今回は後者のレシピにしました。
次に②については、ずばり前回固まりが悪かった原因を水不足と考え、水を多めに入れることにしました。
ただし、つくっている間に重曹と水が反応してしまうとせっかく重曹を入れる意味がなくなってしまいます。
そこで今回は一計を案じ、2種類の配合でつくることにしました。
つまり材料の半分は重曹を入れることをそもそも諦めてしまって水を大目に入れて楽につくってしまう。
出来上がる後に重曹なしでも味は大丈夫かを確認します。
一方、残り半分の材料は重曹を入れた上で、重曹が反応せず、固めるのも難しくない、ギリギリの線を狙って少しずつ水を足します。

さてどうなったかは以下を読んでください。

■ 材料
・ 粉糖(パウダーシュガー) 50g
・ コーンスターチ 10g(粉糖の5分の1のイメージ)
・ クエン酸 小さじ4分の1(クエン酸は相当すっぱいのでこのくらいでOKです)
・ 重曹 小さじ4分の1(本来は2分の1。今回は半分は重曹を入れないため)
・ レモン果汁(ポッカレモン) 小さじ2分の1
・ 水 小さじ2分の1(追加用の水は別途)

■ 作り方
1. 粉糖、コーンスターチ、クエン酸を混ぜる。
2. レモン果汁、水を混ぜる。
3. 2をふたつに分ける。
(重曹なしバージョン)
4-1. 軟らかくなるまで水をいれて手で捏ねる。
4-2. お好みの大きさに手でちぎって丸める。そして乾かす。
(重曹ありバージョン)
5-1. 手でぎゅっと固める。固まらないようなら、ほんの少し水を加える。
5-2. 何とか丸められたら細長い棒状に成形する。それを端から果物ナイフで輪切りにして乾燥させる。

■ 説明
さて、例によってつくっている状況を写真で説明します。


まずは粉類を混ぜます。
ここは気軽に。


次ぎに液体類を混ぜます。
ここも気軽に。

一応、混ぜ終わった状態。
よく考えると前回はここで丁寧に混ぜすぎて、かなり水分が飛んでしまったのかも知れません。
この状態で成形しようとすると結構ボロボロ崩れて上手くいきません。
ここから少しずつ水を加えながら適当な量を探るのがポイント。


ここから二手に分かれます。
こちらは重曹なしバージョンの半分。
重曹がないので気軽に水を入れた結果、計量スプーンにくっついてしましました。
手で握るとちょっと水が出る状態。
明らかに水の入れすぎですが、まあ時間をかけて乾かせばOK。

水分が多いので適当に丸めて成形。
皿にくっつきそうなので、ちょっとコーンスターチを降った上に置きました。
このまま乾かして完成ですが、翌日食べたときもまだしっとりしていて完全には乾いていない感じでした。

こっちは残り半分。
重曹を入れた上で少しだけ水を追加した状態。
このあと手で丸めてぎゅっと押し固めた上で直系2cm程度の棒状にしました。
ここで1枚、写真が欲しいところですが、今回はひとりでやっているのでパスさせていただきました。
すみません。

棒状の固まりを果物ナイフで輪切りにしました。
結構いい感じ。
水が少ないので翌日には乾いていました。

さて、結果ですが、今回は大成功!
重曹なしでも立派なラムネの味がしますし、落雁ぽいパサパサ感もありませんので、面倒くさければ重曹なし、水大目でやると凄く簡単にラムネが出来ます。
ただし、水大目といっても、入れすぎるとすぐにべちょべちょになりますので、ほんの少しの水追加でOKです。
一方の重曹ありは、やはりこちらの方がシュワシュワするので、少し凝った感じになります。
水はごくちょっと加えて最低限の固まりを確保したら手でぎゅっとしてみます。
これで固まればOKです。
よくネットのレシピでは型で成形していますが、手でやるのが一番確実です。
ただし水が少ない状態だと手では細かく成形するのは難しいので、大きく成形してナイフで切るのがお勧めです。

■失敗しないために
水の分量がすべてだと思います。
重曹が水と反応してしまうほど水を入れてしまうと元も子もありません。
重曹を入れない場合でもやはりべちょべちょしない程度に水の量を抑えることは必要。
でも逆にやせ我慢して水を入れないと上手く成形できません。
結局、様子を見ながらちょっとだけいれる。
これしかない気がします。
...などと少し難しく書きましたが、基本的には超簡単にいつものラムネが作れます。
お子さんがラムネが好きならお勧めです。

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