2013年2月24日日曜日

レシピ005:あったかスフレ(プレーン)


みなさん、スフレってご存知でしょうか?
お菓子屋さんでよく売っている「スフレチーズケーキ」ではなくて「スフレ」です。
簡単にいうとメレンゲを焼いたものなのですが、とてもフワフワして壊れ易く、焼いてすぐに萎んでしまいます。
そのため、焼き立てをその場で食べさせてくれるところでしか食べることができず、作り置きのお菓子を売っている店では買うことができないお菓子なのです。

こういうお菓子屋で売っていないものこそ、手作りの出番!
実はつくりかたも結構簡単です。

■ 材料(2人前)
・ 卵黄 1個分
・ 砂糖 5g(小さじ1)
・ 薄力粉 15g(大さじ1)
・ 牛乳 50g
・ 卵白 1個分
・ 砂糖 10g(小さじ2)

■ 作り方
1. 卵を割って、卵黄と卵白に分ける(混ざらないように注意)
2. 卵黄と砂糖5gを良く混ぜる。
3. 2.に薄力粉と牛乳を入れて更に混ぜる。
4. 卵白と砂糖10gを混ぜて泡だて器で角が立つまで泡立てる。
5. 3.に4を混ぜる。まず4.のうち3分の1程度を入れて混ぜて、その後に残りの3分の2をまぜる。混ぜ方はゆっくりと切り混ぜる感じで、4.の泡がなくならないように。
6. カップなどに入れて180℃で焼く17分間焼いて完成。

■ 説明
さて、つくっている状況を写真で説明します。


 材料はわかりやすく卵1個分です。


卵黄と砂糖を混ぜました。
この後小麦粉と牛乳も入れます。

















卵白と砂糖を混ぜたところ。


















ハンドミキサーでガー!
最初は「強」でいっぱい空気を入れて、その後、「弱」でなめらかに…
などと書いてみましたが、まあ適当で大丈夫。
ちなみに、素人が手で泡立てようとすると大変なことになります。
パウンドケーキ」の記事でも書きましたが、ここは機械に頼るのが一番。
きっとお宅にも一台あると思います、ハンドミキサー。
奥様に言って借りてください。
何のノウハウもなしで、あっという間に卵白がメレンゲになっちゃいます。
恐るべし文明の利器の威力。




できちゃいました、メレンゲ。









切り混ぜ。
メレンゲの泡をつぶさないように、でも均等に混ざるように。

















容器に入れました。
今回使った容器は昔、ケーキ屋さんで買ったティラミスやクレームブリュレが入っていた陶器。
まあ熱に強いものなら何でもありだと思います。

















焼き上がりです。
ちなみに本当の焼き上がり直後はもっと膨らんでいました。
外に出して並べて写真の準備をしているうちに、ちょっと萎んでしまっています。
すぐに食べるのが吉です。

















専門のスフレ屋さんでは生クリームと一緒に食べたりしますが、娘は生クリームが嫌いなので、ジャムをかけてみました。


■失敗しないために
特にないのですが、とくかくメレンゲが作れないと話になりません。
ふんわりできないと単なるプリンみたいな物体になってしまいます…
メレンゲ、素人が手で泡立てようとすると結構大変です。
よって最大のコツは「ハンドミキサーを使うこと」です。
ちなみに材料がほとんど単なる卵と牛乳なので、そんな感じの匂いになります。
ちょっとだけバニラエッセンスをいれるとお菓子っぽい匂いになるかな。
あと、容器に材料がくっつくので事前にバターなどを容器に塗っておいた方が良いかもしれません。

2013年2月7日木曜日

レシピ004:ゼリー (果物まるごとゼリー)

娘が風邪を引いてしまいました。
とても元気なのですが、外に出られないので退屈そうです。
毎日家の中で我慢している娘のために、娘の大好きなゼリーを作ることにしました。
夜のうちに作っておいて、朝、娘に見せるサプライズ企画です。
よって今回は父一人で作っています。

さて、レシピ001に続いて2回目のゼリー。
今回は伊予柑を丸ごと1個使って、伊予柑の皮をゼリーの入れ物にしてみました。
なお、今回も一部大失敗をしています。
気になるアナタは記事末の「■失敗しないために」をご覧ください。

■ 材料
・ 伊予柑 1個
・ 粉ゼラチン 5g
・水 少々
・ オレンジジュース 適量

■ 作り方
1. 伊予柑の上部を包丁で切って、容器部分とふた部分に分ける。
2. 容器部分の中身のかき出す。なるべく形を壊さないように皮に沿って剥ぎ取る。
3. かき出した中身をむいて、皮や種などを取り外す。ここが一番大変。
4. ゼラチンを適当な水でふやかしてから電子レンジでチン!(熱くなりすぎないように注意)
5. 容器に3と4を戻し、容器がいっぱいになるまでオレンジジュースをかき混ぜながら入れる。
6. 冷蔵庫で冷やして完成。

■ 説明
さて、つくっている状況を写真で説明します。



伊予柑です。
どの柑橘類でも良かったのですが、大きさが手ごろだったのと安かったのでこれにしました。
あまり大きいと均質に冷えるか心配だったので。
ちなみに一緒にグレープフルーツでもつくったのですがこちらは失敗。
素材選びについては最後の「■失敗しないために」で説明します。

















ジュースです。
これも近所のスーパーで買ったもの。
少ししか使わないので残りは飲んじゃいました。

















伊予柑を切って、容器とふたに分けました。

















容器の中身を一旦、かき出しています。
伊予柑は身がしっかりしているので、半分くらいにして残りは絞ってジュースにした上で加えたり、他のオレンジジュースを多めに足したりした方がゼリーっぽくなります。
今回は綺麗に剥けたものはすべてそのまま戻したので、固め、というか普通に伊予柑を食べているのとあまり変わらない触感になってしまいました。





ふたにゼラチンを塗ってこれを接着剤として容器にくっつけます。
この作業は別にやる必要はないのですが、あとで娘に喜ばせるための小細工としてやってみました。











冷やして完成。
以下、娘と会話。

父 「これなーんだ」
娘 「みかん」
父 「伊予柑だよ。みかんの仲間だよ」
娘 「食べる!」
父 「じゃあ切ってみるねえ! あっ、切ったら中がゼリーだったよ。不思議だね~」

■失敗しないために
上で書いたように実は同時にグレープフルーツでもつくってみたのですが、固まらず。
グレープフルーツはレシピ001で書いたゼラチンを壊してしまう酵素は入っていないのですが、酸性でゼラチンが固まりづらいそうです。
うーん、難しい。
あと、今回、伊予柑の中身をかき出すには、昔懐かしい先割れスプーンを使いました。
皮と実の間に差し込んでグリグリやると、かなりまとめて取れます。
特に夏みかんや伊予柑は身が固いのでとりやすいのですが、すべて身のまま容器に戻すと、ぱさぱさしてしまうので、ある程度は絞ってジュース上にして使ったほうがゼリーらしくなると思います。
その点でもともとジューシーなオレンジあたりでつくった方が良かったかもしれません。

今回の企画、残念ながら娘の反応はいまいち。
おいしそうに食べてはくれたのですが、ちゃんと不思議がってくれるほど、まだよくわかっていないようです。


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生のイチゴとベリージュースのゼリー