「ケーキ」
ああ、なんという甘美な響き!
「ケーキ」
そう、それはまさにお菓子の王様!
しかしそれは簡単レシピブログには永遠に届かない夢...
いえいえ、ケーキはケーキでも「パウンドケーキ」なら簡単にできるんです。
しかも失敗なしでおいしい。
是非、お試しあれ。
■ 材料
・ 薄力粉 100g
・ 砂糖 100g
・ バター 100g
・ たまご 2個
・ クルミなど お好みで
■ 作り方
1. たまごをハンドミキサーでかき混ぜながら砂糖を入れる。
2. 1.に小麦粉を入れてかき混ぜる。
3. 2.に溶かしたバターを入れてかき混ぜる。
4. クルミなどを投入する。
5. 型に入れて焼く。
■ 説明
さて、例によってつくっている状況を写真で説明します。
まずは材料から。
一番左の列がメインの材料である、薄力粉・砂糖・バター。
それぞれ等量を使用します。
このわかりやすさもポイントの一つ。
真ん中の列の下はパイナップル(ドライフルーツ)。
そして右の列はクルミとレーズン。
クルミとレーズンは以前、クッキーを作った時の残り物。
この辺はお好みで。
特に、クルミは食感に変化が出るのでお勧めです。
パウンドケーキの「型」はこれを使いました。
ステンレス製の型が一般的かと思いますが、私のお勧めはこの紙でできた型です。
100円ショップで売っています(100円で3個くらい?)。
ちょっと割高ですが、そんなに頻繁に使うものではないでしょうし、パウンドケーキが焼けた後に型から取り出す際に、型自体を壊してしまえるので確実に取り出せます。
さて、それでは始めます。
まずは薄力粉100gをふるいます。
サラサラになります。
次に砂糖100gを用意します。
ちなみにこの写真は珍しく娘が撮ったものです。
娘は写真をやたらと撮りたがるのですが、大抵、手振れがひどくブログには使えません。
これはまあまあなので使ってみました。
バターです。
今回はいつも使っているバターがなくなりかけていたので、無塩バターを買ってきました。
お菓子用には無塩バターのほうがおいしくできるらしいのですが、買い置きの普通のバターがあればそれでつくってしまっても大丈夫です。
雪印のバターは200gなので、重さをはからなくても半分に切れば100gです。
ものぐささんにはぴったり。
電子レンジで完全に溶かしておきます。
次にたまご2個を割ります。
これは娘が割りました。
妻の料理の手伝いでたまごを割っているのでこの辺は手慣れたものです。
黄身は割れちゃっていますが、どうせ混ぜるのでこれでOKです。
タマゴをハンドミキサーでかき混ぜます。
まずは高速で2分間、たっぷり空気を入れます。
続いて低速で1分間、じっくりと滑らかにします。
今回のレシピはベーキングパウダーのような膨らますための特別な添加物は使わないので、タマゴの膨らます力が頼りです。
ここはじっくりとやりましょう。
でも、これを手でやると大変ですが、文明の利器(=ハンドミキサー)のお蔭で、すっごく簡単です。
ちなみに別にベーキングパウダーを入れて「ふっくら」にしても良いです。
私は「しっとり」の方が好きですし、材料が増えるのも面倒くさいので、いれていません。
タマゴがとろとろになったら砂糖を入れてかき混ぜます。
ここから先は手動です。
ちなみに砂糖は2~3回にわけて少しずついれるというのがマニュアル通りのやり方ですが、今回は娘が一気に入れてしまったので、かき混ぜも一気にしました。
特に問題なくできました。
砂糖を入れるとこんな感じ。
続いて薄力粉を入れてまたかき混ぜます。
シリコンベラ大活躍。
こういう便利なものは、昔(自分が子どもだったころ)はなかったですよね。
均等に混ざったら、次に溶かしておいたバターを入れます。
ゲゲッと思うほど油が多くて、「大丈夫かいな」と思いますが、かき混ぜるとそのうちちゃんとなじみます。
なぜかここからボウルがかわっていますが、実は緑のボウルが小さすぎてここで入れ替えたのです。
混ぜている途中。
だいぶ馴染んできました。
とはいえ、こんなに油が多いのを知ると、そんなに頻繁に食べちゃいかんなあ、とは思いますね。
生地完成!
ね?ちゃんと馴染んだでしょう?
最後にトッピング材料を入れます。
クルミとかドライフルーツをお好みに合わせて入れてください。
そして型に入れます。
ぴったり。
ダイソーで売っていた紙の型の「中」だったと思います。
本当は型の内側に軽くバターを塗って、小麦粉をはたいておく(くっつかなかった小麦粉はとる)と完成時に取り出しやすくなります。
しかし、実は今回は「母親の誕生日のために娘がつくる」というコンセプトでして、全工程を娘が手伝うということになっていたので、ここはちょっと省略しました。
紙型なら最悪、型を壊せば取り出せますしね。
そして焼きます。
170℃で予熱したオープンで40分程度です。
まずは35分程度焼いてみて、様子を見て、焼きが足りなければ5分ずつくらい追加で焼いてください。
様子の見方は「竹串を刺して何もついてこなければOK」というよく聞くやり方でOKです。
ジャーン、完成です!
我が家の10年物(もっと?)のオーブンレンジでも問題なくできました!
■失敗しないために
今まで4回くらい作ったことがありますが、1回も失敗していません。
初心者のお父さんでも安心してできますよ。
まあ、基本的には小麦粉と砂糖とバターとタマゴを混ぜて焼くだけですから、あまり失敗の余地はありません。
今回ご紹介したやり方は、タマゴを混ぜるところを機械(ハンドミキサー)の力に頼り、型は使い捨ての紙型で済ませてしまっているので、色々と手軽です。
しかも砂糖が多いからか簡単レシピな割に結構、おいしいのです。
場合によっては少し砂糖少な目でもよいかも知れません。
そうそう失敗といえば、今回のパウンドケーキ、トッピング材料が下の方に集中してしまっていたのが失敗といえば失敗でした。
前回、実は、焼く直前に生地のうえにドライフルーツを乗せたら焦げ気味だったんですよね。
それでよく混ぜたら下の方に沈んでしまったようです。
型に入れた後にトッピングする、トッピング材料の大きさを変える、などまだ工夫の余地はありそうです。
■おまけ
我が家で使っているハンドミキサーです。
何かの際にもらったもので、中国製。
こういうもので十分働いてくれます。
ちなみに価格ドットコムで人気のハンドミキサーを探してみたら下のような感じでした。
一番左のブラウンの立派なものが人気のようですが、混ぜるだけなら右の二つくらいのもので十分だと思います。
以前、
スフレの記事でも書きましたが、体力自慢のお父さんであっても、手でかき混ぜると結構大変です。
千円くらいで済むのであれば機械を使っちゃったほうが利口だと思います。
ちなみに紙製のパウンドケーキ型もネットで買えるようです。
でも、100円ショップで売っていますので、買いに行くのが面倒でなければ100円ショップで十分だと思います。